佐渡市(F001)のマンホールカード

日本のトキの最後の生息地である佐渡島。その中央にあった旧新穂村は米作りが盛んな土地でした。中国から贈られたペアの子孫が自然界に放鳥され、今や500羽以上のトキが暮らす佐渡島は、トキと暮らす郷づくり認証制度への取組や地域住民の努力により、トキの良質な餌場が広がっています。青々とした稲が風にそよぐ田んぼにトキが飛来すると「朱鷺色(ときいろ)」と呼ばれる美しい羽色がひときわ映え、見る人に深い感動を与えます。農作業の合間にふと空を見上げると、標高1,000m級の山々が続く大佐渡山地を背景に優雅に舞うトキの姿が目に映る–トキと人が寄り添って暮らす日常をデザインしたマンホール蓋です。