山口市(D001)のマンホールカード

阿知須(あじす)地域は山口湾に面しており、阿知須浦と呼ばれる港町として、たくさんの廻船業(かいせんぎょう)を営む豪商により繁栄していました。江戸時代の二度の大火を教訓に、白漆喰塗込めの土蔵造りによる居蔵造(いぐらづくり)の家屋を建築するようになりました。江戸時代後期から建ち始め、大正時代初期には白壁が連続する町並みとなり、今日でも土蔵造りの店や家屋が立ち並ぶ風景を目にすることができます。本マンホール蓋は、旧宇部・阿知須公共下水道組合(令和3年3月解散)において旧阿知須町に設置され、白壁の居蔵造を象徴する格子柄と、町木であった金木犀をデザインしています。